私たちは、インテリアデザインコンサルタント、エリザベス•ヘンベーリさんにインタビューを行いました。静かなスウェーデン西部からストックホルムまで活動的なエリザベスさんは、時間が長く経ったものに新しい生命をもたらし、美しいインテリア空間を造り上げることに強い情熱を抱いています。
インテリアデザインに興味を持ち始めたのはいつ頃からですか？
私は、幼い頃から田舎で開催されたオークションで多くの時間を過ごしてきました。この時期にデザインや家具に興味を持ち始めたと思います。１６歳のころには、家具をアレンジしたり色を塗り直したりすることに夢中でした。
最初は、インテリアを仕事として境界線を引くことが難しく、家の中に数多くの家具を集めてしまい、最終的にそれらを売る事になってしまったのです。これをきっかけに、自分にはインテリアに対して真の情熱があるんだ、と強く認識しました。
インテリアデザインコンサルタントとして活動し始めてどのくらいですか？
２００８年からプロとして活動しています。現在、スウェーデンを拠点として活動していますが、海外プロジェクトなど貢献できることがあれば将来的に海外でも活動する予定です。
インテリアデザインとは別に、フリーランスジャーナリスト、アートや工芸インストラクターとしても活動しています。
あなたの駆動力とは何ですか？
古いアイテムに新しい何かをもたらすことに非常にやりがいを感じています。やりがいのあることを仕事として活動しているので、仕事中にリラッスクスしている感覚があります。ただ、感覚をリフレッシュさせるために、コーヒーを片手に犬を連れて散歩に良く出かけるようにしています。
インテリアデザインコンサルタントを目指す方にアドバイスをください。
スウェーデンにはもちろん、世界中にも多くのデザインスクールがありますが、もちろん学校に通って基本的なことを学ぶことは大切かと思いますが、インテリアデザインには、本やクラスからは得られないフィーリングやセンスが求められます。私からのアドバイスとしては、好奇心、熱心さ、キャリアを確立するまでに時間がかかるけれども、自分が本当にしたいことをすることを続けていくことでしょうか。例え自分のやりたいことではなくても、今努力している事が将来無駄になることはありません。私は、過去にホームスタイリストとして活動しましたが、それは私の夢ではありませんでした。ただ、この時の経験が将来に繋がったことは事実です。
クライエントに聞く最初の質問は何ですか？
私の仕事は、お客様のアイデアを探し、デザインに反映させることです。そのため、私の最初の質問は、クライエントが何を求めているか、です。もし、クライエントが特別なイメージをお持ちでない際には、どのようなスタイルを求めているのか、一緒に探していくスタイルを方法をとります。多くの場合、焦点に持ってくるべきアイテムがどこかに隠れています。織物と色が最も重要で、クライエントと一緒に決めていきます。柄の入ったソファーを使用する場合は、落ち着いた絨毯を選びます。
素敵なインテリアを揃えるために費用はそこまで重要ではありません。個人的には、安めのディスカウントストアと豪華なアイテムを混ぜてバランスよくなるように考慮しています。
異なるタイプの絨毯を組み合わせる場合、何か決まり事はありますか？
お部屋に、色のハーモニーを見つけられたら、様々な色の組み合わせに問題ありません。大きな絨毯を使用することをためらわないことが大切です。大きな部屋をお持ちの場合、大きめの絨毯はとてもスタイリッシュでソファーの下までくる絨毯はとても素敵です。
このタイプの部屋には、特別な絨毯が合うなどありますか？
特に決まり事はありません。やはり一番好きなスタイルに合わせて選ぶことが大切です。個人的には、寝室には厚めの絨毯を敷いて足もとを暖かくしたいので、薄めの絨毯は敷いていません。でも、キリムやドリなどの薄めの絨毯が好みでしたら、お勧めしない理由はありません。私は、ペルシャ絨緞をキッチンに使用していますが、スタイリッシュで、天然ウールの羊脂から汚れを防ぐことから使用勝手もよく満足しています。
最後に絨毯を選ぶ際のアドバイスをお願いします。
絨毯に、是非あなたのパーソナリティを取り入れてください。自宅で絨毯を含む空間を楽しむことができるのは、ほかの誰でもなくあなた自信です。一番大切なのは、自宅でハッピーに過ごせることですしね！
